AikaCat’s blog

天皇君主制とアベノミクスとケントギルバート氏を支持する少し右よりの保守派のブログです。

国家が見捨てられる時

長谷川慶太郎氏の、国家が見捨てられる時ー難民-外国人労働者の背景、という本を読んだ。難民問題の歴史、戦争難民、ロシアやユダヤパレスチナベトナムの難民、移民問題、アメリカやヨーロッパや南米の移民、日本の満州などへの移民と難民、政治難民経済難民外国人労働者問題、国境と国家の役割といった内容である。特に政治難民経済難民の違いがよくわかった。黄文雄氏の、満州国は日本の植民地ではなかった、という本があるが確かに欧米のような植民地ではなかったかもしれないが、満州については日本が移民を送り出していたことも確かでそういう意味ではやはり文字通り植民地だったと言えるかもしれない。そしてそこから難民が発生した。こういう研究は貴重だと思った。そして外国人労働者問題の難しさと深刻さ、外国の実例とともに、文化摩擦の大きさから安易には受け入れは考えられないということが述べられていて納得できるものだった。商品と人間は違う。そして人間の扱いこそが国家の最後の主権範囲ということである。大変参考になった。