AikaCat’s blog

天皇君主制とアベノミクスとケントギルバート氏を支持する少し右よりの保守派のブログです。

インフレ目標

高橋洋一氏の、日本の大問題が面白いほど解ける本、この金融政策が日本経済を救う、という2冊の本を読んだ。政治経済の問題について基本的な所から分析し対策を提言していて大変ためになった。世界の経済学がいかに進んでいて日本の経済学がいかに遅れているか、そして、世界の中央銀行がいかに進んでいて日本の日銀がいかに遅れているか、よくわかった。2000年代の日銀の金融政策の失敗とその原因がよくわかった。日銀がマイルドインフレではなくマイルドデフレをターゲットにしているかのような金融政策を行ってきたことが日本経済の低迷を招いたとしている。納得できる説明だった。マイルドインフレのインフレ目標を設定して金融政策を行うことが世界の常識でこれは主に貨幣の供給量を多くしたり少なくしたりして調節するのが世界の常識とのことで、そのメカニズムの説明の理論は納得できるものだった。しかし1つ疑問が残る。デフレかインフレかは貨幣の供給量ではなく平和か戦争かによって決まる。20世紀は戦争でインフレだったが21世紀は平和でデフレになる、つまり、物が少なければインフレで物が多ければデフレ、という長谷川慶太郎氏の理論との正反対とも言える大きな違いが気になる。両者を比較してみると、どちらも理論的に正しいのだが、より正しいのは長谷川慶太郎氏の理論である気がする。政治経済の問題について長谷川慶太郎氏と高橋洋一氏が、同じことを言っていればかなり確実な事実として理解できるが、違うことを言っていればたいがいのケースで長谷川慶太郎氏の説明の方が正しいと納得できる。これは渡邉哲也氏や三橋貴明氏などについても同様である。長谷川慶太郎氏を超えるエコノミストは未だ登場してきていない。将来を考えると非常に不安に思う。長谷川慶太郎氏の後継者は簡単には登場しないと思う。当分は長谷川慶太郎氏の本に頼る状態が続くと思う。