AikaCat’s blog

天皇君主制とアベノミクスとケントギルバート氏を支持する少し右よりの保守派のブログです。

デフレは大好機

長谷川慶太郎氏の、デフレは大好機、という本を読んだ。21世紀はデフレの時代になる。この著者の主張に基づく本はデフレのメカニズムを紹介した、デフレ時代の成功法則、デフレはチャンスを生む、世界デフレで甦る日本、など数冊出ている。本書はそれらとあまり重複はなく2010年の政治経済の情勢の中で企業や個人はどう対応して行くべきかといったことが語られている。興味深い内容が多いが、EV電気自動車が今後は普及し社会も変化するといったことが語られている。そして鳩山小沢民主党政権の誕生の要因と課題が語られている。インフレからデフレに移行する中で制度改革などがうまく出来なかった自民党に対して有権者民主党の新しさに期待したということだが民主党がそれに答えられるかが問われるとのことである。今振り返れば民主党は答えることはできなかった。官僚優先からは多少は脱却したものの、デフレに有効な政策は打ち出せなかった。むしろ古い体制が新しい皮を被って表れたものだった。政策には危険な法案が混じっていた。民主党は結局、古い戦後体制の最後の勢力だった。安倍政権とアベノミクスがその対称的な姿を表している。デフレについての認識は先の3冊の本がよく解説しているが、この本もためになった。そして今振り返っても、西村幸祐氏の、「反日」包囲網がアベノミクスを壊す、という本のアベノミクスの政治的な解釈が強く印象に残っている。